短期間で効果が出やすいと、女性を中心に人気の炭水化物抜き(糖質制限)ダイエット。主食となるお米やパンを制限することで一時的にカロリーオフはできるかもしれないけれど、体力や代謝が落ちて美容面にも悪影響が出たり、口やカラダが臭う“ダイエット臭”を招いたりすることも…。糖質制限をするうえで、気をつけるべきポイントとは?
糖質制限ダイエットを行っている人の中には、「炭水化物以外なら何を食べても大丈夫!」という安心感から、おかずの摂取量が増えてしまいがち。野菜で上手にボリュームを補えれば良いけれど、肉や魚などの動物性タンパク質を摂り過ぎてしまうと、結局カロリーオーバーとなってしまうことも。
ダイエットや美容に欠かせない食材として注目されている肉類ではあるものの、やはり食べ過ぎはNG。ダイエット食品メーカーのサニーヘルス社によると、動物性脂肪やコレステロールなどの過剰摂取で、腎臓や血管、心臓などへの負担が増えて成人病のリスクが高まるほか、消化に時間がかかるため腸内の悪玉菌が増殖。悪玉菌は動物性タンパク質・脂肪を好むため、腸内で毒素を発生させるんだとか。
1食のお肉の適正量の目安は手の平ひとつ程度で、赤身肉など脂身の少ない部位がオススメ。また、野菜や海藻、きのことなど、食物繊維が豊富な食材と一緒に食べることで、腸内環境が整うほか、血糖値の急上昇を防いだり、満腹感も得られやすくなったりするそう。
何事もやりすぎ、食べ過ぎは禁物。そもそも、3大栄養素のひとつである炭水化物も、適度に摂取することでダイエットや美容にプラスに働くもの。カロリーよりも栄養バランスを意識することが、健康的に痩せるコツといえそう。