お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さん(38)がテレビ番組の企画で過酷なダイエットに挑戦し、引き締まった美しい肉体を披露した。
わずか2か月で、約76kgの「ぽっちゃり体型」を65kgまでしぼり、整った顔立ちにふさわしい「男前」なボディに大変身した。番組放送後にはネット上でも大反響を集めた。
■有酸素運動、過酷筋トレ、食事制限の究極メニュー
ダイエット企画は、2013年12月17日のバラエティ番組「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)で放送された。徳井さんといえば178cmという長身、「吉本男前ランキング」では3年連続1位に輝き、過去にも数々の女性と浮き名を流してきたモテ芸人として知られる。しかし、ここ数年、顔にこそ大きな変化はないものの服の下では着実に「ぽっちゃり化」が進行していた。特に、ふっくらとした「おっぱい」は「徳井のAカップ」として知られ、本人も度々ネタにしていたほどだ。別の番組でダイエット企画に挑戦したこともあったが、大きな成果は得られず、体重75.8kg、体脂肪率27.8%という立派な肥満体型になり果てていた。
今回、徳井さんは12月4日に行われる「アンダーウエアショー」にモデルとして出演するため、「バキバキの腹筋」を目標に約2か月前から過酷なダイエットをスタートした。有名トレーナー吉川朋孝さんの徹底指導のもと、週2回のジム通いに加え、毎日1時間以上の有酸素運動、通常のやり方に比べて10倍の負荷がかかるという「V字腹筋」など、過酷なメニューを行うことになった。
当初は「やるんやったら、(腹筋を)バッキバキにしますよ!」と意気込んでいたが、あまりのハードさに余裕は一切なくなった。徳井さんをさらに苦しめたのは炭水化物一切禁止の食事制限だ。メニューは筋肉になりやすい高タンパク低カロリーのツナや赤身肉などで、食べたものはその都度、吉川さんに報告しなければならない。楽屋で出された弁当から食べてよさそうなものを選んで吉川さんに写真を送ると「この中に食べられるものはありません」と返事がきたことも。仕事が長引いた日はプロテインだけで済ます夜もあった。体重は徐々に落ちていったが、一方で「疲れているのか頭がボーっとします。オレ芸人として大丈夫なんでしょうか」と漏らす。精神的にも相当追い込まれたようで、「こんなに不安定なのは人生初かも」とタクシーの中で力なくつぶやく一幕もあった。
しかし壮絶なダイエットの甲斐あり、「アンダーウエアショー」で披露された徳井さんの体は、2か月前とは見違えるほど引き締まっていた。腹筋については「バキバキ」とまではいかなかったようだが、トップモデルたちと並んでも引けをとらず、番組に出演していた女性陣からは歓声があがった。体重は約10kg減の65kg、体脂肪率は半分以下の13%になったという。
徳井さんの変貌ぶりにインターネット上でも驚きの声が相次いだ。「ひゃー めっちゃイケメン 」「腹筋のわれた徳井義実をみて興奮した 寝れない」「徳井さん腹筋やばい抱いて欲しいレベル」といった女性陣だけでなく、「激しく感化された... ... ... 俺も腹筋割る!! 」「俺も割るの決意だわ 体脂肪ひと桁にするための食生活と運動しよ」などと一念発起する男性陣も少なくなかった。しかし一方では、「ぶよぶよな徳井さんが好きだったのにいいいいいいい 腹筋割れてショック…」「やだ!あんなバキバキな腹筋かわいくない!もちゃっとしてんのがいい人もいるの!」「徳井さんのオッパイが懐かしい」などと、ぽっちゃり体型が好きだったファンからは悲しみの声があがる。
今後注目されるのは「リバウンド」だろう。吉川さんがレクチャーしたハードメニューを徳井さんがそのまま続けることは現実的でなく、今の体型を維持するのはかなりの努力が必要だと思われる。そもそも徳井さんの「Aカップ」は、主演映画のために肉体改造をした結果、その後のサボリが原因でできてしまったものだというから、今後「おっぱい」が復活する可能性も十分あり得るようだ。しかし、徳井さんは放送の翌日、Facebookに「最近、玄米食べてます」と投稿している。カロリー自体は白米も玄米もほとんど変わらないのだが、健康食品とされる「玄米」を選んでいるのには、健康を保ちながらリバウンドを避けたいという思いがあるのかもしれない。