新恋人でラッパーのカニエ・ウエストとのバカップルぶりが、連日面白おかしく伝えられているキム・カーダシアン。ここ数年、メディア露出が多い彼女はCMにひっぱりだこ。
良くも悪くも注目されるキムを利用したい企業は多く、これまでに数々のCMに登場。コスメやダイエット・ピル、エクササイズ・マシーン、ファースト・フードなど、少々うさん臭い系のCMに出演している。
今回、問題となった商品「Skechers」のCMは、全米が注目する米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦『スーパーボウル』生中継のCMとしてお披露目された。
“歩くだけでナイスボディーを手に入れることができるフィットネスシューズ”これらは「Skechers」のほかにも「Reebok」などが販売しているが、「Reebok EASYTONE」と比べて「Skechers fitness shoes」は安い。そんな点からも、キムのCMが流れてからというもの「Skechers fitness shoes」は飛ぶように売れたと伝えられていた。
しかし、米連邦取引委員会は「Skechers」が謳い文句にしている「履くだけで腹筋がついて痩せる」は、全く根拠のないものだと断定。企業の詐欺まがいのマーケティング手法や宣伝内容などに目を光らせている同委員会は、調査の結果、「Skechers」が主張している「臨床試験の結果、Skechers fitness shoesを履いた人の体重が減り、臀部、脚、腹部の筋肉が鍛えられた」は、根拠がないと結論づけた。
このことを受けて、「Skechers」は4,000万ドル(約31億円)の和解金を支払うことに同意し、商品を購入した人が希望すれば、代金の払い戻しをすることを決定。しかし、同委員会の結果には反論しており、今後、きちんとした臨床試験を行い、「Skechers fitness shoes」の効果が本物であることを証明するという声明も発表している。
昨年は大騒ぎして結婚式を挙げたのに、たった72日で離婚を申請したことで激しいバッシングを受け、「最もうざいセレブランキング」1位に選ばれるという不名誉な経験をしてしまったキム。広告塔を務めたスニーカーが「デタラメ商品」だったことがわかり、責められはしないものの、多少のイメージダウンは避けられそうにない。しかしながら、もともとお騒がせセレブであることから、ダメージはさほど受けないものと見られている。
お金儲けが上手なキムのこと。今後も、どんなにうさん臭い商品であったとしても、ギャラがよければ喜んで出演し、Twitterで宣伝しまくることだろう。少しは選んで出演すればよいのにという声も上がっているが、今回の件でキムもいよいよ方向転換するのだろうか。