お肉が好きな女性も多いでしょう。でも魚だっておいしいですよね。塩焼き、ムニエル、煮魚、お刺身、とお魚にはさまざまな調理方法があります。そのお魚に合った調理方法で食べたり、意外な食べ方だったり…。お魚の味を楽しみながら1日1回お魚を食べるようにしましょう。
なぜならお魚を1日1回食べることで、ダイエットになるのです。それは魚に含まれるEPA、DHAという成分が中性脂肪を減らす役割を果たすからで す。でも、どの魚もダイエットになるかというとそれは違います。ダイエットになるのは、青背魚。ぶり、さば、さんま、あじ、さわら、いわしなどの魚ですか らご注意を。
青背魚は新鮮なうちにいただく
青背魚に多く含まれるEPAやDHAは体内で酸化されやすいというデメリットがあります。体内で酸化してしまったら、体にいいどころか逆効果です。それを避けるには新鮮なうちに食べること。お刺身などでいただくといいですよ。
または、酸化を防ぐβカロチン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどと一緒に食べるようにするといいでしょう。汁物や煮物などにする方が、EPAやDHAが損なわれずにすみます。また、新鮮な魚を選ぶことも忘れずに。
煮魚で食べるのがおすすめ
青背魚に含まれるEPAやDHAは焼くと20%、フライにすると50%も損失してしまうのです。なのでおすすめは煮魚。お魚を丸ごと食べるにも煮て食べるのがいいですよ。
いわしやさばを煮る料理はたくさんありますね。臭みがいやな場合は、しょうがやゴマを入れて煮ると食べやすくなります。梅干しなんかを入れても風味が出ておいしいですよ。
青背魚には梅干しを
青背魚には臭みがあるものが多いです。その臭みを取り除いてくれるのが梅干し。梅干しには魚の身崩れを防いでくれる働きもあるのです。梅干しにはクエン酸も含まれていて、疲労回復、整腸作用、アンチエイジングなどの効果もあると言われている美容食材です。
いわしの骨をやわらかく煮るには?
いわしには小骨が多く、それがイヤだという人も多いですね。それを解決するには酢。酢には骨をやわらかくする効果があると言われています。いわしを煮る際には酢を入れて煮ると骨をやわらかくすることができますよ。
また、酢にも魚の生臭さをとる働きがありますから、しょうがと酢で煮ると今まで敬遠していたいわしもおいしく食べられるようになるでしょう。
さんまは塩焼きで
秋の味覚といえばさんまですね。さんまは塩焼きが一番おいしのではないでしょうか?新鮮なさんまはワタも苦くないので、おいしく食べられますよ。さんまに大根おろしをたっぷりのせて、しょうゆをかけて食べるのはとても美味。しょうゆでなくて、ポン酢もおすすめですよ。
新鮮なものであれば、お刺身でもいいですね。さんまやいわしには脂質の代謝を促すビタミンB群が多く含まれているので、積極的に食べたい魚です。
トマト入りぶり大根
ぶりといえばぶり大根がおいしいですね。ぶりには良質なタンパク質と脂質が含まれています。さらにビタミンB、ビタミンD、ビタミンEも豊富な魚で、貧血にもいいと言われています。ビタミンEはEPA、DHAの酸化を防いでくれる働きがあるのもうれしいですね。
そのぶりを大根と一緒に煮たものがぶり大根ですが、そこにトマトを入れるとさらにさっぱりとして、旨味が出ておいしいですよ。にんにくをスライスして、一緒に煮込むだけ。トマト入りぶり大根。おすすめです。
新鮮な魚の見分け方
青背魚の効果を十分に取り入れるには、新鮮な魚を食べるのが一番いい方法です。新鮮でなくてはいけません。新鮮な魚を選ぶには、うろこが多い、目が澄んでいてくぼんでいない、色つやがよいものといったポイントを踏まえて選びましょう。
えらが灰色っぽいものは鮮度が落ちている証拠なので避けた方がいいですよ。切り身の場合は、皮と身の境目がはっきりしているもの、弾力があるもの、を選びましょう。また、容器に水がたまっているものは避けましょうね。