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ダイエット食品・方法

掲載日:2014.03.08   

カテゴリー:ダイエット食品・方法

4週間でヤセ体質に変わる! 噂の睡眠ダイエット

 “睡眠不足だと太る”というのは、ダイエットの代表的なセオリーのひとつ。

 筆者が人生で体重マックスだったのはかつて会社員時代、締め切りに追われて徹夜や泊まり込み続きで常に睡眠不足だった時期である。日中は取材や撮影でそれなりに稼働していたにもかかわらず、フェイスラインもお腹まわりも、不思議とぽってり重かった。

 では、なぜ、ヒトは睡眠不足だと太ってしまうのか?

 眠りの質が低下すると、代謝を促進する成長ホルモンや、脂肪や糖質を分解するコルチゾールがうまく分泌されなくなる。加えて食欲を抑えるホルモン・レプチンの分泌が低下して、逆に食欲を増進するグレリンやオレキシンが増加するという、おデブスパイラルが出来上がってしまうのだ。

 自らも睡眠改善で減量に成功したという、睡眠コンサルタントの友野なお氏による『きょうの睡眠ダイエット 4週間でヤセ体質に変わる』(主婦と生活社)には、4週間に渡る睡眠ダイエットのメソッドや、質のよい睡眠のためのアイディアが紹介されている。1日ひとつ、眠りを変えるための行動をとるだけで、どんどん体重が落ちていくという。ん? でも最終的には7日間×4週間=28個実行しなくてはならないのだろうか!? という素朴な疑問が浮かぶが、先へ進もう。

 まずは冒頭のタイプ別「睡眠難民」チェックシートで、自分が“睡眠不足デブ”への道をたどっていないかどうかを確認する。筆者はどうやら「勘違い難民」タイプらしい。“眠りにいい”と思ってしていた習慣が、実は間違っているとのことだ。

 自分の睡眠不足の理由をざっくり把握したところで、いざ、睡眠改善習慣を実施していく。難しいことはなにもなく、指示された習慣を取り入れるだけ。

 たとえば初日はまず、就寝の1時間前に、人の気持ちを落ち着かせる暗めで暖色系の照明に切り替えて、身も心もリラックス。ちなみに、就寝前のメールは、エスプレッソ2杯分の興奮状態をつくるらしい! のでご用心。

 2日めは、睡眠の真のコアタイムと言われる、午前0時から6時の時間帯にしっかり眠る(成長ホルモンと肥満予防ホルモンのコルチゾールの分泌を促す効果があるそうなのだが、結局、毎日決まった時間に寝られないことがたびたび)。

 そのほか、起床したらすぐ空を見て、光の刺激を目に飛び込ませて体内時計をリセットしたり、朝ヨガと朝シャワーですっきり目覚める、頭や首にフィットするパーソナル枕を探すなどなど、眠りに導く生活改善や食の見直しを、粛々と実行していく。すると1週間で眠りに対する意識が高まり、2週目で体が少しずつ変わり始めて、3週目には肌状態の改善や便秘解消などで周囲からの評価が上がって、4週目には自分に自信がついてくるのだという。

 すべてを積み重ねていくのはハードなので、できそうな項目や好きな項目を選んで、しばりをゆるめにトライを続けた。

 前述した項目に加えて、毎日決まった時間に就寝して、多少夜更かしになった日でも朝も必ず決まった時間に起床し、昼間うとうとしたら、パワーアップ効果のある15~20分の仮眠をとる。始めて1週間と3日、体重の変化はまだないけれど、日中の集中力がきゅっと高まり、活動的力も向上したような体感がある。

 ちなみに著者である友野さんは、それまで何をしても落ちなかった体重が、睡眠ダイエットに取り組むことで半年間で体重が7キロ落ち、糖質依存や便秘、冷え性までも改善したのだそう。

 ちなみに、以前「ダ・ヴィンチニュース」でもとりあげた医学博士・森田豊氏の『ダイエットはオーダーメイドしなさい!』(幻冬舎)でも、「睡眠ダイエット」は自律神経系ダイエットとして医学的にも効果がある! とのおすみつきである。

 ヒトは眠っている間に脳を休息させ、体内を修復させる。眠りの質が変わると、人生の質もおのずと変わってくるらしい。とにもかくにも、しっかり眠ると朝の目覚めも心地いい。人生を向上させる快眠メソッド、ぜひお試しを。

文=タニハタマユミ

掲載日:2014.03.08   

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