■EPAの概要
EPAは必須脂肪酸ですが、体内でつくることができないため、食品からとらなければならない栄養素です。DHAと同様に青魚の脂に多く含まれている栄養素で、不飽和脂肪酸に分類されるものです。
、「魚を食べる機会が減っている」=「DHA・EPAの摂取量が少ない」現代では、積極的にDHAやEPAのサプリメントを摂っていくことで、私達のライフスタイルを向上させる様々な効果が期待できます。
また、1日の摂取量は1日1~2gを目安に。酸化しやすい成分ですので、新鮮なものを摂るよう心がけましょう。
■EPAの特徴
EPAとDHAはよくセットになっていて、違いがわかりにくいと思います。共に血液の流れを良くし、動脈硬化などの生活習慣病を予防しますが、コレステロールを下げる効果についてはDHAの方が高く、一方、中性脂肪を減少させる効果については、EPAの方が高いなど、それぞれで得意分野があります。
また、両者の最も大きな違いは、DHAは脳にまで運ばれ脳神経を活性化させますが、EPAは脳まで行き渡らない仕組みとなっています。
■EPAの効果
血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やし、血液をサラサラにする働きがあります。そのため、動脈硬化、脳梗塞、脳卒中、血栓性高脂血症、高血圧といった病気の予防や改善に役立ちます。EPAはDHAに比べて血液の流動性を高める「血液サラサラ」効果が高いといわれています。また、アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支炎などアレルギー疾患に対しても効果があるといわれています。敏感肌にもEPAは有効といわれています。EPAとヒアルロン酸は皮膚で分泌され、水分と混合して角質層を繋ぐ役割を担っています。乾燥肌や皮膚が薄く弱い方などは、EPAの分泌量が減少している可能性がありますので、EPAの摂取が有効となります。
■EPAはこんな方におすすめ
血液流動化(サラサラ化)
高血圧改善