医師の約7割が「朝バナナダイエット」に否定的
医師にネットから相談できるウェブサイト『アスクドクターズ』では、医師100名に対して「朝バナナダイエット」に関するアンケートを行いました。
「朝バナナダイエット」とは2年ほど前にブームになり、多くの人の間で定着したダイエット方法。朝食をバナナと水だけに置き換え、昼と夜は普通に食事をとることでダイエット効果を狙うというものです。
しかし今回のアンケートでは、医師の実に約7割が「朝バナナダイエットはおすすめできない」と回答しました。
実はバナナはハイカロリー?
その理由として、「バナナは高カリウム食品のため、とりすぎは腎機能の低下を招く」「バナナは100gあたりのカロリーが約90キロカロリー。肉や魚と比べると低カロリーだが、野菜類の中では決して低カロリーではない」「栄養の偏りを招き、ダイエット効果の面でも効果が不明」などがあげられています。
朝食としてバナナを食べる場合には、水とバナナだけといった組み合わせではなく、ヨーグルトと組み合わせたり、パンと目玉焼きの副菜としてとりいれるべきでしょう。
バナナだけではなく、トマト、レタスなどの一種類の野菜だけを摂取する「トマトダイエット」、「レタスダイエット」などもブームになりましたが、今では下火になっています。
食事ダイエットを行う場合には、摂取する食品を極端に限定するのではなく、バランスと量を考えた食事をとることが望ましいですね。