この時期、多くの女性たちの関心は夏に向けたダイエットではないだろうか。そこで、ちょっと気になるのが、「ヨーグルトワインダイエット」。
食前に、ヨーグルトと赤ワインを混ぜたものを一杯食べるという健康法だ。
カルシウム不足が肥満の原因!?
ヨーグルトに含まれるカルシウムには、体に脂肪を蓄えようとする副甲状腺ホルモンの分泌を抑える働きがあり、カルシウムが不足すると、脳に栄養不足という危険信号が出され、この副甲状腺ホルモンが血液中に分泌される。そのため、腸から脂肪を多く吸収して太ってしまう。そこで肥満の原因につながるカルシウム不足を補うヨーグルトが注目されている。
日本人の一日平均のカルシウムの必要摂取量は650mgだが、成人平均摂取量は530mgしかない(厚生労働省調べ)。さらに、女性は更年期になると女性ホルモンが減少し、骨からカルシウムが溶け出す量が増える。このカルシウム不足が、肥満の原因になっている可能性があるのだ。
ここで登場するのが赤ワイン。赤ワインにはポリフェノールの1種「アントシアニン」が含まれる。アントシアニンには、活性酸素(脂質を過酸化脂質に変化させ、細胞が行う正常な物質のやりとりを妨げる毒性の強い物質)を除去する効果が認められている。このアントシアニンを、ヨーグルトワインにして摂取することで、過酸化脂質を除去してくれるヨーグルトのビタミンと共に摂取できる。
さらに、ヨーグルトを摂取すると、乳酸菌などの「善玉菌」により腸内環境が整い、便秘を改善できる。これにより肥満の原因をつくらない。
体を健康にし、かつダイエット100+ 件にもなるということで、注目され始めた「ヨーグルトワインダイエット」。2011年6月21日のフジテレビ系「カスペ! ビューティー・コロシアム特別版!」でも、タレントの柴田理恵さんが72日間をかけて「ヨーグルトワインダイエット」に挑んだ模様が伝えられた。昨年とは違うヘルシーボディーで迎える夏。いまから「ヨーグルトワインダイエット」を始めても決して遅すぎることはない。