米ラスベガスにあるレストラン「ハートアタックグリル」で超高カロリーのハンバーガーを食べた男性客が、心臓発作(ハートアタック)を起こして病院に運ばれる騒ぎがあった。
地元メディアの報道によると、先の週末に40代の男性が同店の名物メニュー、「トリプルバイパスバーガー」を食べている最中に胸の痛みを訴えた。同メニューの熱量は6000キロカロリー。同店で「ドクター」と呼ばれている店長は、「ナース」役のウェートレスから、客の「患者」の具合が悪くなったと聞き、最初は冗談だと思ったという。
店からの通報を受けて間もなく救急車が到着。男性は一命を取りとめ、回復に向かっているという。
ハートアタックグリルはこれまでにも、「死んでも食べたい」「現金オンリー。小切手だと決済前に死んでしまうかもしれないので」といった宣伝文句で物議をかもしてきた。メニューは「フラットライナー(『死亡した患者』の意味)フライ」「バターファットシェイク」などをそろえ、看護師の格好をした女性ウエートレスが「処方箋」と称して注文を取る。店内はたばこの煙が充満し、体重350ポンド(約158キロ)以上の客は無料で食事ができる。
同社の宣伝係だった体重260キロの男性は昨年3月に29歳の若さで死亡した。ただし店長によれば、客が冠状動脈系の疾患を起こしたのは初めてだという。
http://www.cnn.co.jp/usa/30005629.html