コロナ緊急事態宣言時、おうちでトレーニングを意識的に行う人が増えた。早数ヶ月が経過し現在は自粛も緩和、通常の日常を取り戻しつつある。そのせいか「あの頃習慣化されたトレーニングが若干疎かになった」という声を聞く。継続するのはなかなか難しいものである。
■新しい生活様式=ウィズコロナ時代に最適な身体づくりとは?
伊達公子選手現役復活に貢献し、福原愛元選手や駅伝青学チームを導き、著作累計150万部超え、第一線で活躍するフィジカルトレーナー中野ジェームズ修一氏。最新刊はウィズコロナ時代に最適なトレーニングを解説している。それは鍛えるポイントを絞り、簡単で継続できるシンプルな筋トレである。
■筋肉量は毎年1%ずつ減っていく
運動しない人の筋肉量は20歳をピークに年間約1パーセントずつ減少する。ダイエットで重要な「基礎代謝(※)」。これを上げるには筋肉量を増やすのが近道。筋肉量が1kg増えると、1日の代謝量は約50kgカロリー増える。同じだけウォーキングをしても筋肉量が違うと消費するカロリーも変わる。つまり筋肉量を上げれば「太らない」。さらに必然と「疲れない」身体になる。では具体的にどこをどれだけ鍛えればいいのか、時間がない運動不足の現代人に最速・最適なトレーニングを解説したのが本書である。※「基礎代謝」とは1日消費される必要最小限のエネルギー量
■ポイントは3つ「スクワット」「フッキン」「プッシュアップ(上半身)」
「スクワット」「フッキン」「プッシュアップ」の3つに焦点をあて、鍛える事が重要。さらに1つの種目で複数の筋肉を同時に鍛えることが出来るのがこのトレーニングの特徴。健康維持、運動不足解消を目的とする場合、この3つを鍛えれば充分。時短で効率的、道具を使わず動作がシンプル、そして何より結果が即出る。基本は週3~4日を目安に継続が望ましい。
【目次】
プロローグ
PART1 最も頼りになるギア「自重」でトレーニング
PART2 スクワット[下半身を鍛える]
PART3 プッシュアップ[上半身を鍛える]
PART4 フッキン[おなかまわりを鍛える・体を支える]
PART5 「なりたい」別トレーニングメニュー
PART6 筋肉に必要な最重要栄養素、「タンパク質」 のこと
エピローグ
■運動不足を解消したい、痩せたい、身体が柔らかくなりたい、などお悩み別に各種トレーニングメニューも紹介!時短で最速・最適、継続出来るシンプルトレーニングです。
【著者プロフィール】中野ジェームズ修一(なかの・じぇーむず・しゅういち)
スポーツモチベーション CLUB100最高技術責任者
PTI 認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定 運動生理学士(ACSM/EP-C)フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペア(藤井瑞希選手・垣岩令佳選手)など、多くのアスリートから絶大な支持を得ている。2008年の伊達公子選手現役復帰にも貢献した。2014年からは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くから「モチベーション」の大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍を続けている。主な著書に『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青学駅伝チームのスーパーストレッチ & バランスボールトレーニング』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)他多数。
Twitter:@nakanojames
【書籍概要】
書名 :「太らない」「疲れない」最高にシンプルな筋トレ
著者 :中野ジェームズ修一
発売日 :2020年9月11日
販売元 :株式会社大和書房
価格 :本体1400円+税
URL :http://www.daiwashobo.co.jp/